進みながら見えてくる景色も悪くない


昨日はなかなか進まなかった古民家の片付けを、プロの業者さんに手伝っていただいて行いました。
 
頑張って自分でも少しずつやろうとはしていたのですが、なかなか進みが遅いことに焦りを感じていたので、停滞感をなくすためにもコストをかけて掃除をしました。やっぱり掃除のプロは仕事も速くて、ほぼ1日でゴミの片付けが終わってしまいました。
 
この家を購入するときは正直「そんなにゴミは多くないかなぁ」と感じていたのに、実際にやり出すとすごい量。やっぱり買いたいという気持ちが先行してしまうと、マイナス面もプラスに捉えてしまう。ある意味ポジティブも大切ですが、冷静さも大切だと今回とても実感しました。
 
最近実感していることですが、何事も自分で経験してみないと、本当の意味で「わかる」は体験できない。僕の会社は基本2人なので、マンパワーで利益を出す仕組みではありません。そういう状況なので、これだけの片付けをするだけでもコスト的な負担がかかります。余裕があったらやりたいと思うことはたくさんありますが、多分そんなことを言っていたら気がついたら無理な年齢になるかもしれないし、やっぱりやりたいと思ったことは今やるようにした方がいいかなと思っています。
 
村づくりのようなこの取り組みを進めていると、「補助金をもらわないのか?とか、クラウドファンディングをしてみたら」と言われることがあります。でもこの事業はスタートから一貫して自己資金で行なっています。
人と人のコミュニケーションが関わる仕事では、時間が解決しないといけないことがたくさんあります。僕らがやっているプロジェクトでは、短期的な成果を求められる助成金やクラウドファンディングでは解決できないことが本当にたくさんある気がしています。
だから今のところはこのペースで少しずつ、でも確実に前に進む方法を取っています。
 

10月でサラリーマンを卒業して丸6年が経ちました。
正直、自分でこんなことができるなんて思ってもなかったなと、ふとこの文章を書きながら思いました。色々な方々のおかげでこんな楽しいことが出来ています。せっかく仕事をやらせていただいてチャンスをもらえているなら、みんなから頂いたお金を「みんなにとって良い」と思えることに費やしていきたいなぁと、改めて感じました。

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