ものごとが大きく動く時に、伸るか反るかはやってみないと分からない。

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お盆の最終日、僕たちが村作りをしている場所から車で10分程度の場所にある、飯福田寺へお邪魔しました。
結構テレビでも取り上げられることのある場所らしく、コーヒーを頂きながらご住職に色々お話をお伺いしました。この場所は松阪のお寺で初めて民泊の許可を取った場所だそうで、苦労話などもたくさん聞けて、とても参考になりました。
 
さて、ここ最近は休みの度に松阪市に訪れて、司法書士さんを交えた色々な打ち合わせや、僕たちが村で作る商品の卸し先に挨拶に行ったりと色々と忙しくしています。去年の今頃から考えるとこんな流れになるなんて全然思っていませんでした。でも少しずつ考えていた事が実行に移されてきて、とても嬉しく思っています。
 
今まであまり詳しく書いていなかったので、ここに記しておきたいと思います。
今、松阪市の嬉野という村の集落に「地域の農を中心とした拠点づくり」を行っています。
 
・土地で採れたものを加工することで新しい価値を見いだす
・農業学校を卒業して農業を学びたい人の受け入れ
・その人たちが自立出来る為のスキルを学べる仕組みづくり
・地域の人への働く場の提供出来るだけの仕事を生み出す
 
コミュニティデザインに興味があって、色々なところに関わりたいと思って色々動いて出てきた過去もあるのですが、色々やってみて一つ結論に達しました。
それは、どれだけ街づくりに関わっても結局は外部の人間だから、そのアドバイザー的に動いても出来る事が限られてしまう、ということ。でも今回は本気だから、自分たちもリスクを負って真剣に取り組もうという気持ちがあるから、古民家を買い上げてそこを拠点にしようとしています。
 
高杉アトリエはあくまでも広い意味でデザインをする会社です。だからこれからも名古屋を拠点にデザインをすることでお金を頂いて、継続的に活動していきます。そしてそこから生まれた利益を街づくりに投資をして、新しい価値を生み出して行きたいと思っています。
 
うちの会社には特別潤沢な資金がある訳でもなく、結構なリスクテイクの上に色々なプロジェクトが成り立っています。だから正直どうなるか分からない。でもそうやって立ち上がった人たちにしか見えない景色があって、僕はその景色をもっと見たいなと思っています。
 
ものごとが大きく動く時に、伸るか反るかはやってみないと分からない。
やって駄目なら、またリベンジしたいと思います。

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