再会と再開
今年で僕の会社は7歳、僕は38歳。
色々とあった20代だったけど、気がつくと30代もそろそろ終盤にきています。
これからの残り人生をどう過ごすかは、自分なりに真剣に考えていたはずなのに、思っていたよりも分かっていなかったのかなと思う出来事がここ数日続き、自分の人生について改めて考えていた一週間でした。
今週、お世話になっていた方が急逝されました。
メールを見たときに手から汗が止まらなくて、ドキドキも止まらなくて、その日の夜は全然眠れませんでした。距離的にすぐに会いに行ける距離ではなかったので、今でも新幹線に乗って中央線に乗り換えて、駅を降りれば待ち合わせできる感覚。正直不思議な感じだし、多分寂しさは時間が経つにつれてだんだんと来るんだろうなと思っています。
東京で一緒に行くお店は素敵なところばかりだったな。とか、一緒に知多にあるいちじくのさかい農園さんを車で回ったな。とか、去年は自宅の花山椒の会は素敵だったな。とか。
思い出すのは楽しかったことばかり。周りの方達もSNSで同じようなことを上げているのを読んでいたら、どこでも変わらず、ありのままに生きていたことがよく分かる。本当にみんなに慕われていたんだとわかるエピソードばかり。正直、会えなくなったのは寂しいけど、またどこかで会える気がするし、会いたいなと思っています。
話は変わりますが、最近幼馴染のお店によく行っていて、いろいろな話をしたりしています。
僕はグラフィック中心のデザイン、友達は家具を作ったり、店舗をデザインしています。
なんとなく一緒に仕事について考えるようになっている自分に気がつき、それがきっかけで色々と昔のことを思い出すことが多くなってきました。
友達とは中学生時代に、緑区から栄に出かけて、メンズノンノのファッションスナップに写りに行ったりしてたこととか。一緒にブラスバンドでチューバとか吹いていたこととか。高校生になるとバラバラになってそんなに会うことも無かったけど、思えば要所要所で時間を共にしていました。
基本的に僕たちは小さな頃から人とは違う変わったことをやりたかったし、目立ちたかった。それで存在を認めて欲しいと思っていました。
あんなに好きで、部屋に溢れていた洋服や靴やバッグは興味が無くなり。
カフェをやりたかったから先輩たちと一緒に色々やったけどダメになって、でも諦めきれないからケータリングをやっていたり。話の流れで古民家を買って、将来楽しい場所にするために一生懸命直していたり。
色々考えると、やっぱり小学校の頃から全然変わってないなと気がつきました。何かをやりたい衝動がある。
過去を背負いながら、たとえ抱えるものが重たくなってきても、生きている存在を認めて欲しいから、変わったことをやりたいし、目立ちたいと思っている。
いろいろな仕事をやらせていただいてとてもありがたい毎日です。
でもそれに甘えているだけだと、ただの安定しているデザイン事務所になってしまいます。だからもう一踏ん張り新しいことをやってみようと思っています。
友達が立ち上げたショップを一緒に盛り上げて、ライフワークとしてフードに関わる什器やインテリアをデザインして世の中に出していきます。
もうプロダクトを作り始めています。自分たちでも使っていくし、もちろん販売もします。
少しは大人になった僕たちがどこまで出来るのか、自分でも楽しみです。
形式張ったものではなくて、もっとルーズに、でもキチンとやるという相反するものをバランスをとって動かしていこうと思っています。
千種にあるsacco。今週中にレイアウトを完成させるので、ぜひ遊びに来てください。
sacco.jp
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