今年の目標
いよいよ2018年になりました。
去年の年末から色々なことを頭の中で棚卸ししながら、一年を振り返っていました。
仕事とプライベートはそんなに分けていないけど、去年はなるべくいいなと思うところに出かけました。例えばApple musicで知ったいいなと思うアーティストのライブには出かけるようにしたり、気の知れた仲間でわざわざ遠くに食事へ出かけたり、三重県でBBQをしたり、色々な体験がそこにありました。
先日の昼間にたまたま人生フルーツがやっていたので見ました。実家を離れて約20年、丁寧な暮らしについて色々なタイミングで考えてきたので、もちろん津端さんの書籍も過去にいくつか読んでいます。自家製のジャムでパンを食べたり、燻製をしたり、デザートを作ったり、本を読むたびに真似をしたりしたことを思い出しました。
今振り返ると、若い時って丁寧に暮らすことの意味が全然分からなかった。きちんとしたものを食べた方がいい意味も理解できなかった。身の回りのものだって、ただかっこいいインテリアに憧れてデザイナーの家具を手にしたりしていました。
でも、色々なものに触れていると、段々と「なぜこれがこうなるのか」という、時代背景がわかるようになり、手にした作品を創作したアーティストの生き方や考え方に触れることができるようになりました。
それがきっかけでイームズから多様性を受け入れる考え方を学び、柳宗理からは暮らし方を学び、魯山人から本物の意味を学ぶことで、生きることの楽しさを教えてもらいました。
今の時代に圧倒的に足りていないことは、普段の暮らしの中で本物に触れる事だったり、色々な体験することのような気がしています。きっかけはどういう形でも良くて、わからなくてもいいから、とにかく色々な考え方に触れてみて、自らを変えていくことの大切さ。知らないものを知ってワクワクする経験は、きっと人生に潤いを与えてくれます。
例えば食べること。人は生きるために「食べる」。
野菜を作る人がいて、魚を採る人がいて、料理をする人がいて、食べる人がいる。
せっかくだから誰が育てて、誰が採って、誰が作って誰が食べたかがわかった方がより豊かで、それがこの世界で生きる醍醐味のような気がしています。
今年は、人とのふれあいをもっと増やしたい。
ハレもケも全部「誰か」と楽しみたい、と思っています。
トリミングされるスマートフォンの画面の中を、身のない何かで満たしても、本物の楽しさに触れることはできません。本物というのは誰かの人生に関わることでしか知り得ません。だから今年は色々な人の人生に関わったり、誰かに僕の人生に関わってもらったりしたいなと思っています。
本年も無事に楽しく暮らせますように。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
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