好きを仕事にする、パラレルキャリアの育て方
今年もそろそろ終わりで、一年どうだったかなぁと色々振り返っていますが、今年は世の中の仕組み自体も大きく変わる方向に舵を切ったのかなと感じています。
やはり大きな動きとしては、企業が副業を認める方向に就業規則を変えていく動きがあったり、在宅ワークを推奨したりと、働き方改革が起きていること。それに伴って副業などのパラレルキャリアについての関心が増してきた気がします。
僕自身、パラレルキャリアについては、デザイナーというこの仕事に就いた頃から必要性を感じていました。当初は反発もありましたが気長に実践してきたことで独立した後も随分と助けられました。現在生業として行なっている仕事をちょっと並べて行きたいと思います。
現在の収入源
- グラフィックデザイン
- Webデザイン
- カメラマン(写真撮影)
- ムービー(動画撮影・編集)
- コンサルティング(ブランディング)
- ケータリング
- フードデザイン
未来のために具体的に動いていること
- 限界集落での菓子製造
- 加工した食品の卸売
- 古民家改修(将来飲食店を立ち上げ)
これから必要だと思って意識的に行なっていること
- 英会話(最低で週1回)
- ヒントがある場所に足を運ぶ(主に飲食店)
- 什器(器や厨房機材)の収集
これからの時代に生き抜くためには、大きな収入を得ることを考えるよりも、小さな収益源をたくさん作ることが大切と言われるようになりました。
おそらくこれはビジネスのサイクルがどんどん短くなっているためで、どんどん移り変わるスピード感についていくためには、結果の出やすいサイクルを小回りよく回すしかないのだろうと思います。
このサイクルを回していくためには、収益があるものだけを行なっていては難しく、あとお金のことだけを考えているとモチベーションも保ちにくいので、僕は次のような仕組みで考えています。
パラレルキャリアを生み出す仕組み
- まず安定しやすいビジネススキルを身につける
- お金にならないけどやる必要のあるものに意識的に時間を使う
- 現在必要でなくても、将来必要だと思うことに時間を割く
- 上記のような、プラス部分とマイナス部分をミックスしても収益的にプラスになる仕組み
大抵の人が陥る出来ないマインド
- すぐ収益にならないからやめよう
- あの人がやっているからやめよう
- 誰もやっていないことを考えよう
- 人と比べすぎて出来ないと諦める
できない理由よりも、自分がやりたいことなのかどうかの方が重要ですが、駄目だと思ったら諦めることもとても大切です。諦めるタイミングも大事ですが、いつも諦めてばかりの人は事業を育てることに向いていない気もするので、世の中の変化が理由なのか、自分の課題なのかは常に考え続ける必要があると思います。
パラレルキャリアと「時間の切り売り」を混同しない
ここがとても重要なポイントで、だれかのプラットフォームで時間で働くこと自体、決して悪いことだと思いませんが、それはパラレルキャリアというよりも、単純にアルバイトをしている状態です。それはお金を稼ぐために行なっていることをきちんと自覚しておかないと、本業にもプライベートにも悪影響が出てしまいます。
せっかく本業以外でキャリアを持つなら、何か新しい考え方ができるきっかけになったり、本業にプラスになるようなスキルを磨いたりと、自分の持っているスキルとリレーションが図れるものから取り組む方が、飽きずに取り組めると思います。
結局、パラレルキャリアは簡単に手に入るものではないので、生活が安定しているなら、他人と比較せず自分ができることを見定めて、確実に取り組んでいく方がいいのかなと思います。
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