僕らのフードデザイン
昨日は金虎酒造さんが主催の「大吟醸ナイト」に参加していました。参加と言っても僕たちはフードデザインで現場を作り上げるお仕事でした。
今回は唎酒師のサケズキッチンの田中さんから話をいただいて、結婚式で料理をいつも担当していただいている「シェスギ」のスギさんも参加した合同チームでした。結構このチームで色々出ていっているので、いつものメンバーといった感じで楽しく仕事ができました。
最近は手作りのパーティーが増えていると思っていて、今後は色々なライバルもたくさん出てくると思います。
だからこそひとつひとつ丁寧に現場を作って行きたいと思っていますが、やっぱり当日作業は結構負担で、最近は重いものを持つと腰が痛くて、今日はなぜか右手が腱鞘炎。もう少し普段の生活をきちんとしないとなぁと思うのと、普段のデザインワークは座りっぱなしの仕事なので、今週ジムに入会してスポーツを再開しようと思っています。
僕たちがフードデザインを行うチームは、色々な組織からプロ同士が集まってひとつのサービスにまとめるというパターンが多くなりました。10年前は全部自分たちだけでやろうとしていて、うまくいかないこともたくさんありました。それでも器はもっといいものが欲しい。グラスはきちんと揃えて提供したい。音にこだわりたい、空間を作りたい。そう思いながらずっと進んできました。
当然、できることとできないことがたくさんありました。予算的なこと、時間的なこと、人材のこと。理想があっても届かない。でも少しでも改善していこうという気持ちで活動してきたことで、たくさんの人たちを巻き込み、気がついたら10年前よりもいろいろなことができるようになっていました。
フレンチや和食の料理人、唎酒師、ソムリエ、デザイン、空間演出、音響演出、現場を回す飲食経験者のメンバー。これらがひとつにまとまってサービスを提供していて、これほどの充実したメンバーでサービスを提供できることは稀なことです。最近はケータリングというよりもイベント自体を作る側に回っているので、もうケータリングチームではなくて、フードデザインチームだなと思っています。
一週間前は毎年参加している「こどもハッピーライブ」で子供たち相手に駄菓子を売っていました。その一週間後には大人向けのイベントのデザイン。なんか何でも手出しをしているようにも見えると思いますが、基本的な考え方は同じで、食というキーワードで「お客さんが喜んでくれるかどうか」を常に考えて、真剣に取り組むこと。子供が相手でも、大人が相手でも変わらない。喜んでもらう想いを大切にしています。
ちょっと難しい話ですが、高杉アトリエはグラフィックデザインが主軸で、そこから撮影の仕事もやり、ケータリングや、ウェブ、古民家を活用した食品加工、本当に色々なことに取り組んでいます。
個々の利益率はきちんと計算していませんが、全体でバランスが取れていればOKという考え方をしています。利益率の高い仕事から設備投資の資金を捻出して、利益率の低い仕事を改善して、サービス全体の底上げをする仕組みを構築しています。会計学で取り上げられる「セールスミックス」という考え方と同じです。
そういうことを考えながら、既存の仕事を違うことに応用することで新しいフードデザインのサービスを作っています。
- ケータリングの空間づくりは写真撮影のライティングの技術の応用
- 音響などは映像コンテンツの台本を作る応用
- フードはもともと仕事としてやっていたこと
- メニューを作ったり、色々細かい制作物は普段のデザインワークの応用
緩やかに仕事のアウトプットの仕方を変えていき、組み合わせることで新しいサービスを作ります。色々やっているというところは多分他にもあると思いますが、「単体でもフィーをもらえるだけのクオリティを出せるものを組み合わせる」という部分は常に意識しています。もっと新しいことにチャレンジできないかは、今後もっと模索してみたいと思ってます。
昨日のイベントの反響で色々な場所からお声かけがあったようです。このチームでの動きも増えそうですが、楽しく、仲良く進んでいきたいと思います。
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