デザイン事務所が行う、5D MARK3を使った動画制作のプロセス
最近アトリエでは動画の制作も積極的に行っていて、写真と動画の違いも段々分かるようになってきて、ワークフローもだいぶ安定してきました。
今のところwebコンテンツが中心で、細かいエフェクトを必要としない作品が多いので、Finalcut ProからColor Grading Central、compressorを基本ワークフローにしています。Adobe Premiereなども導入しているので、そちらも順次採用していきたいと思いますが、撮影機材はしばらくは一眼レフを使って行っていこうかなと思っています。
それにしてもフレーミングや画角の考え方はスチール撮影によって培ったノウハウがとても活きているなぁと、現場でよく思います。例えば、望遠レンズは遠くを撮る機材では決してなくて、レンズの長さはどんな雰囲気で空間を切り取りたいのかで選ぶ必要があります。あと大切なのは、コンテンツのストーリー。僕が高校生の時に演劇のスタッフをやっていたので、その経験を活かして台本も自分で書いています。
実は動画を撮ることと同じくらいストーリーも大切です。音はフェードインするのかカットインするのか、どのきっかけか、どんな音楽にするのか。
高校演劇はお金もないのに舞台装置を作ったり、音を作ったりするので、どんなことでも工夫することが大切なのですが、僕も音響をいじっていたので、効果音はテレビや映画の音をサンプリングして引き伸ばして怪獣の声を作ったり、MDデッキで音の切り貼りをよくやっていました。台本や音響や照明など、まさか高校生の時の経験が生きるなんて思ってもみませんでした。
今は本当に色々な機材が出ているので、簡単に動画や写真も撮れるようになったのですが、やっぱり色々な現場に対応しようと思うとそれなりの機材が必要になってきます。
うちの事務所ではあまり動きの激しいライブやプロモーション動画を撮るのは現時点では難しくて、丁寧な手仕事や料理などを上手に切り取ったり、工場などの現場の空気感を切り取る動画の方が得意な気がします。
これからウェブサイトはデータベースのような役割でなくて、動画コンテンツがどんどん増えてくる気がしていますので、もう少し色々なサービスとして展開していけるように、トライ&エラーを繰り返したいと思います。
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