これからは「美味しいもの」じゃなくて、「好きなもの」を食べたいと言いたいと思った。
この前、仕事が忙しい時にお昼を外で済まさないと思って車で出掛けました。
「なにか美味しいものでも食べに行こうか?」
と、ウチの奥さんに話した時に「ハッ!」として、美味しいものって何なんだ、って思ってしまいました。
新鮮と腐ってる、温かいと冷たいは良いけど、「美味しいと不味い」は、世の中で一生懸命料理を作ってくれている、料理人の方たちを上から目線で批評しているんじゃないかと思ってしまいました。
僕は小さい頃から、人が作ってくれたものに旨いとか不味いとか言う人のことが嫌いです。そうやって批評するのが苦手で、日常、誰かが一生懸命やってくれたものに対して「俺だったらこうする」とか、そういうのは別にどうだって良いんじゃないかと思っていました。あくまでも「僕が」好きかが大事で、「あそこの方が美味しい」とか、「あそこはあそこよりも不味い」と比較することは人生を不幸にするなと。
松阪牛とオージービーフはそもそも違うのだから比べようが無いし、それよりも好きか嫌いかの方が大事で、それは「高いと安い」もやっぱり関係ない。
世の中では高級なものが「美味しい」と思わせたりしたほうが、経済的には都合が良くて、赤身よりもトロ、発泡酒よりもビールも全部同じ。自分の好きの範囲で好きにやればいい。
色々考えていたら自分が好きだったら、それでいい気がする。
だからこれからは「僕が好き」なものを食べに行こうと、口に出して言おうと思いました。
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