必要以上に持たないというミニマリスト的な発想

数年前からシェアするという考え方が一般的になってきて、カーシェアリングというのも割とスタンダードになってきました。インターネットによる情報のシェアから始まり、車のような実在する動産がシェアされて、このブログに書こうとした音楽のシェアという文化的資産のシェア。次に共有するものは何なのだろうか、そこの部分にすごく興味があります。
 
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さて、僕の最近の興味は、手元にあるものでいかに楽しむかという事で、いかにシンプルにミニマムに暮らす事ができるかを真剣に考えています。高杉アトリエは自宅兼事務所で活動しています。ミーティングテーブルが食卓にもなるし撮影場所にもなるし、飲み会の場所にもなる。その隣には6帖のコンパクトな作業スペースがあり、そこにはプリンタや撮影機材、資料などがテトリスの様に隙間無く置かれていて、全てが手の届く場所に配置してあります。そこで基本的な作業は全て行っています。
 
都会にコンパクトに住みながら、活動するためのランニングコストを下げる事で時間的なゆとりを持たせたり、様々な活動を積極的に行うことを目指しています。そうしていくとやはりミニマリスト的な暮らしが必要となり、必要以上に物を持ったり、負債を抱えずにプライマリー・バランスを黒字化することも意識しています。
 
この暮らしをして行くと物欲が無くなってくるというか、欲しいものは食卓で使う器くらいになりました。それもそんなにたくさん要らないので、壊れたものを買い替えたり、そのくらいです。音楽はitunesで沢山の曲を購入していましたが、それもapple musicに全てシフトしました。あと最近はまっているのはradikoでプレミアム会員になり、全国のラジオを流しながら仕事をしています。
 
ランチくらいの金額で、全国のラジオを聞く事が出来て、Apple Musicで好きなアーティストの新譜がすぐに聞ける。オンデマンドで映画が見れたり、youtubeで色々な動画が見れて、本当にすごい時代です。音楽に関しては持たなくても満たされてしまう。だからCDを買わなくなった変わりに好きなアーティストのライブに行ったり、そういう使い方をすれば良いのかなと思っています。
 
ミニマリストは消費を減少させるためではなく、モノではなく体験に消費をシフトさせる事ができる可能性があります。そうなると、またこれから新しい価値観や魅力ある社会が生まれるのではないかと考えています。だからアトリエはミニマリスト的な発想で時間や余裕を創り出し、それを新しい発想の為に時間やお金を消費することをデザインしていきたいなと考えています。

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