いのちをつなぐ海のものがたり
最近とても楽しくお話しさせていただいている矢田勝美さんの、漁師の日常を描いた書籍「いのちをつなぐ海のものがたり」。この本も少しずつ読んでいて、今日の朝に読み終わりました。
いつも死と隣り合わせの生活をしている人たちはどことなくいつも気が張っていて、優しくてもふとした時に厳しい一面が見えたり、分かりやすく言うと目が鋭いというか、漁師はそういう方が多い気がします。農業を描いた本はよく見る気がするけど、そう言えば漁業の話はあまり無いなと読んでから気がついたのですが、多分取材をしてまとめるのが難しいからだと思います。
矢田さんはお父さんや弟さんを取材されていて、本当の家族でしか分からない漁師の生き様ををすごく細かく取材されていて、僕も少しだけ海の仕事の大変さ、自然の大切さを感じる事ができました。知っている方が作っている本だからという「贔屓目」で言うのではなくて、この本はとても良かったです。東海地方の話、特に伊勢や鈴鹿の話で身近に感じられたのも良かったかも知れません。
環境については特にそうですが、持続可能な社会についてはずっと前から色々なところでテーマとして上がっています。でもこれって誰の為でもなく自分たちのためにすることなのに、どうして出来ないのだろう?本当に不思議なことです。
シンプルに、きれいな海や山がそこにあって、美味しい海や山の幸が豊富に採れてそれを頂くこと。
悪い気する人なんていないんじゃないかな。
世の中はとても複雑だと思います。
でも自分の気持ちにシンプルに答えて行動すれば、色々な社会の課題も解決するのかも知れません。
自然に寄り添って生きる事って、人間にとって悪くない事だと思います。
僕たちは少し守りに入りすぎて、テリトリーを広げすぎたのかも知れません。
何だか色々考えるきっかけになりました。矢田さんありがとうございました!
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