2020年は大きく変わる一年に


もうすぐ一年が終わろうとしている。
 
今年は冬も今の段階では暖かくて、なんとなく年末という感じもしない。だいたいこの時期に今年はどうだったかなと振り返ることが多くて、少し早起きして考えていた。
 
三重県に足を運びだして多分4年以上経っていて、そこから僕の心境も色々と変わった。読む本、会う人、行く場所。環境が変われば色々と変わるものだと感じている。
今年は春からアメリカを訪問して、想いは行動に移すことが大事だなと感じて、そこから少しずつ考え方が変わってきた気がしている。「いつかやろう」は「今やろう」に変化した一年だった。
 
色々と行動していると、トラブルとぶつかることが多い。今まではこのトラブルでネガティブな気持ちになっていたけれど、そもそも自分と全く考え方の同じ人間なんているはずもなくて、ぶつかるということも前に進むためには必要な場合もあることにも気がついた。
変化が無いとトラブルなんて起きないかもしれないけど、新しい可能性を見つけたいなら、何か予期せぬことが起きることも許容する必要がある。
 

今年は農産加工のプロジェクトを一つ辞めた

 
三重県の古民家で「菓子製造免許」を取得してやっていたプロジェクトについて、パートナーに終了を告げた。辞めた理由は色々あるけど、ギブアンドテイクが全く成り立たず、誰のためにもならないと感じたからだった。
 
僕の根底には「半分は自分の幸せを。半分は他人の幸せを」という考え方がある。
これは小さい時に通っていた少林寺で教えてもらったことで、自分が幸せにならないと他人を幸せにすることができないことや、争いをしないために強くなることの大切さをいつも考えながら生活している。
 
プロジェクトを進めていくにつれて、パートナーとの考え方の違いや、物事に対する優先順位について悩むことが多くなり、これ以上続ける意味が無くなってしまったので、今年いっぱいで辞めてもらった。僕は来年からまた新しいプロジェクトに取り組む準備をしている。
 

スモールビジネスを集めて新しい可能性を

 
限界集落で新しい価値を作り、世の中に発表して指示されることは決して簡単なことではない。今年はお茶の販売をスタートして、売上は10万円を超えて、煎茶は間も無く売り切れだ。
 
この10万円の売り上げをどう考えるかが大切で、僕がやっているケータリングビジネスも最初は大赤字だったが、今では関わる人に真っ当な給与を払える立派なプロジェクトに成長している。10万を100万円にする努力をして、例えばその100万円のビジネスを100種類作ることを考えて、スモールビジネスの可能性を模索したいと考えている。
 
スケールしないから意味がないという考え方は旧来の考え方で、これからの時代はスケールしていないものを世の中に出していくことで、新しい時代の価値を作れると思っていて、そのためにインターネットや物流のインフラを活用するのがいいのかなと思っている。
 

来年は三重県でコミュニケーションを取るために活動する

 
具体的になっていないからまだ色々書けないけど、今の時点で色々な人に会って話をしてこれからの事を考えている。これから長い時間を楽しく過ごすために、いま何をやらなければならないか。誰も経験していない超高齢化社会に適した生き方ってどんな感じなんだろう。
 
おそらく今までの常識が通用しない時代になるんだろうと思っている。だから想像とのギャップに苦しむのではなく、変化を楽しめるプラットフォーム作りが必要だ。
決して楽な道のりではないけれど、まるでサーフィンをするかのように、楽しみながら荒波を乗りこなしていきたい。

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