僕たちがケータリングをやる理由


最近、色んなところで「高杉さんはデザイナーかどうかもう分からない」と言われる。
なんで食を仕事にしているか。なんで数字に詳しいのか。なんで写真を撮るのか。なんでウェブを作るのか。なんでデザインをするのか。
 
僕たちのケータリングチームは26歳の頃からあるから13年も経っている。出来ていたかどうかは別として、その時にしかやれない事をひたすら続けていたら、気がついたら結婚式に料理を運ぶようになっていた。今デザインが生業だとしても、13年もやっていたらそれなりに経験値も上がり、できる事も増えて、仲間も増えていた。
 
誰かが僕たちに期待してくれるなら、チャレンジしたいと思っている。それがケータリングに限らず僕たちの仕事の原動力。
 
今はネットで調べれば大体のことは出てくるし、問題解決も比較的早くできる世の中だと思う。カメラの使い方だってyoutubeで調べたら出てくる。でも出てきて分かったつもりになっても、それを実際に行動に移す人の数なんて昔から変わっていないんじゃないかなと感じている。70人のブッフェで動揺していたチームが130人のフルコースに挑戦するまでのプロセスは、その中で実際に仕事をしないと理解できないし、そんなことはネットに情報として載っていない。
 
これからの時代に必要になってくるのは、そういう経験や経験から導き出される新しいチャレンジだ。
正方形にトリミングされた、フィルターで加工された写真を使うことで、自己承認欲求を満たす事はできるかも知れないけど、無理難題にチャレンジしてクリアした時に達成感はもっと自分を褒めてあげられるだろうし、想い出になる。
 
そんな一生の財産をたくさん作っていきたいから、
誰かが僕たちに期待してくれるなら、チャレンジしたいと思っている。
 



 
本当にいいチームだ。
こんなチームができた事は多分奇跡だ。

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