まだ会えていない誰かを想い、準備する時間
少し文章を書く期間が空いてしまいました。
理由というのもあまりないのですが、なんとなくキーを叩く気持ちにならなかった数ヶ月でした。この数ヶ月の間に何があったかも忘れてしまうような、目まぐるしい時間だった気がしています。来年は今年以上に変化の一年になりそうなので、今から何を準備しないといけないかを考える時間が欲しいのですが、その時間が取れていないことに対する焦りが少しあります。
少し一人でじっくりと考える時間が必要なので、12月に入ってから少し時間を取り、来年のことをイメージしておきたいなと思っています。
話は変わりますが、12月の頭に東京の英会話クラスの忘年会で日本酒に合う食事を作る予定をしている。
外国人に日本酒を味わってもらうために、お猪口とか熱燗用の徳利を用意することにしたので、ケータリングの下見の帰りに少し時間をとって中川区のテンポスに行ってきました。そんなにいいものは買えないけど、もし欲しいなぁと思ったら持って帰ってもらっても大丈夫なものをいくつか買ってきました。
せっかくなので日本の味を楽しんでもらおうと、レシピを考え始めたら「日本の食」ってなんだったかな?と考え込んでしまった。なんとなくピザやパスタはイタリアの食事だけど、ネイティブな日本の食事ってなんなのかを考えていても、意外に出てこない。それほど外国の食事が日本に定着しているんだと、そこで初めて気がつきました。
今考えているのは、魚や芋の煮付けとか、豆腐の白和えとか、お寿司とか、酢の物とか、そういうシンプルな家庭料理にしたいなと思っていて、おばんざい屋さんみたいに大皿にお惣菜を盛り込み、好きなものを取り分けて食べてもらうようなスタイル。少しだけ発酵食品とか、ちょっと苦手かもしれないなぁというものも入れて、苦手も含めて楽しんでもらえるような内容を考えています。
ふと思う。
まだ会ったことのない人はどんな物を食べたいと思っているかとか、少しだけ会ったことのあるあの人たちはこれを喜んでくれるかなとか、僕はこういう準備の時間が好きでワクワクする。デザインも料理も一緒で、使ってくれる人や食べてくれる人たちを想い形にしていく。使うものが違うだけでプロセスは同じだなぁと感じています。
それにしても、毎日大変なこともたくさんあるけど、遠くに一緒に時間を共にできる仲間がいることや、たくさんの友達がいることにすごくありがたいなと思ったり、いろんな人を通じて新しい出会いの機会をいただけることを嬉しく思う。一人じゃないなぁと思えることが支えになったり、力になったりする。
そんな暮らしをしていることに感謝しながら、毎日を過ごしていきたいなぁと思っています。
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