僕らは家族だ/We are the Family.

約1ヶ月前、アメリカの中南部に位置するオクラホマに訪問してきました。目的は会ったことのない、家族に会うために。
 
およそ2年前。「木村さんか小嶋さんを知っていますか?」というアメリカからのメッセージから始まった、国をまたいだ家族探し。僕たちは数え切れないほどのメッセージをやりとりして、会話をして、お互いを知り、コミュニケーションを交わしてきました。
 
今年になり、ふと「メッセージだけでなくて、やっぱり会いに行かなきゃ」と思い立ち、春先にチケットを取った。ビザの事とかも何にも知らず、とりあえず自分でチケットを取ろうと思って色々ウェブで検索した。意外に探せばヒントは出てくるもので、渡米すること自体そんなに大変ではなくて、想いとチケット代があればすんなりいけるものだと、後から感じた。
 
昔から「自分でこうしたい」とか考えているよりも、自分の時間や置かれている環境を考えると「これしか無い」という「究極の選択」ばかりしている気がする。働いた場所も、会社を辞めるタイミングも、自分で決めた訳ではなくて、その時そうするしか無かったタイミングで方向を変えてきた。今回も同じ衝動だった。
 
家族を探す手伝いをやっていく中で、人の繋がりの事だったり、相手の家族のことだったり、自分自身のことも含めてたくさん考えて、どうするのがみんなにとって一番良いのかをずっと想像して行動した。一つ課題が解決していくたびに、喜んでくれているのが分かり、僕もいつしか家族探しが自分ごとになり、前に進むことができた。
 
「何のために家族を探すか」という問いの答えは、多分この世界において、僕がこの家族探しの旅に適していたからだ。
 
時間や場所に囚われない働き方、少しの英語、そして僕自身の気持ち。
 
そのご褒美が、一生に一回、あるかないかの「素敵な旅とその想い出」。この旅はまだ続いているけど、みんなに会って過ごした時間は、僕の人生にとってかけがえのない宝物だ。
 


最近わかったことがある。
人にバカにされたって、意味ないって言われたって、儲からないって言われたって、自分の心の中で「やった方がいい」と思えることに時間を使った方が、自分の人生はきっと豊かだ。
 
人の思考の中で生きてはいけない。思っていた未来では無かったとしても、自分の心が動く方向に向かった方がきっと豊かだ。理由は分からないけど、どうやら人生というのはそんな感じに出来ているみたいだ。
 



写真を撮ってくれたから写っていないけど、Elaineさんが僕にメッセージを送ってくれたことから始まったストーリー。滞在中もずっと僕たちのことをフォローしてくれて、気を使ってくれて、本当に嬉しかった。
 
もうすでにアメリカに帰りたいと思っている自分がいて、次は大自然の中でキャットフィッシュを釣りに行ったり、ハンティングとか行ってみたい。それを楽しみに毎日を過ごしたい。
 

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