Slow Fiber Studios終了しました
5月24日から4日間連続で行っていたslow fiber stusiosでのランチケータリング、無事終了しました。
去年もそうだったのですが、これをやっている期間はすごく気が張るというか、プレッシャーにつぶされそうになったりするのですが何とか乗り越えられてよかったです。
今回は海外から絞りを学びに来ている方たちに、この地域でしか味わえないローカルフードの美味しさを提案したいと思って、食材の仕入から、作る料理も去年の反省をふまえて全て見直しました。
今年一番意識した事は、料理を決めて仕入れを行うのではなく、仕入れた食材をどうやって美味しく食べられるかということ。
料理ありきで仕入れをするという便利さが、今の流通や農業自体に与えている影響がとても強く、それによって失われているものが沢山あると感じています。本当は農家の方たちに、食品加工の都合や、効率化の事まで押し付けて、無理矢理綺麗な野菜をつくることを強要してはいけないし、何時でもどんな時でも料理ありきで無理矢理野菜を作ってもらってはいけないんだと。
野菜を作る人は一生懸命美味しい野菜を作って、それを使う人はカタチが整っていなくても、美味しく料理することを考えて、自分の都合を人に押し付ける事無く、目の前のモノコトを自分で解釈して、処理するチカラが今の僕たちに求められている気がしています。
Slow fiber studiosを主催しているWada Yoshikoさんはバークレーにお住まいなのですが、「シェパニースではトマトが夏以外に出る事がない」と教えてくれました。これを聞いて現代社会の違和感についてもっと考える必要があると思いました。改めて考えてみると、シェパニースの様なレストランは、美味しい料理を提供しているだけではなく、社会に対してメッセージを発信しているのだと、そういう意味では料理でありアートであると感じました。
和田さんがバークレーに遊びに来てと言ってくださったので、どこかのタイミングで一度訪問してみたいと思っています。また来月はデザインワークが忙しくなりそうですが、今回のこのケータリングでは得るものがとても大きく、その経験を活かしたクリエイティブが、これからもっと出来るように努力していければいいなと思いました。
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