すごく嬉しかったこと
高杉アトリエは、僕がデザイン全般の実務を行い奥さんが事務全般を行っていて、社内は2人体制です。プロジェクトの規模が大きくなると当然この体制では出来ないので、社外のパートナー企業のみなさんにご協力頂いて、一つの仕事を遂行していきます。こういう体制はうちに限った事でなく、普通にどこの会社でも行われていることですが、内製化するのか、パートナーと仕事をするのかは、その都度コストやスケジュールに応じてフレキシブルに対応しています。
さて、パートナー企業さんの中でウェブの構築(マークアップなど)をお願いしていた、ウェブ担当の方が転職することになりました。その方には本当に色々と助けてもらっていて、打合せが脱線して全然違う話をしていたり、僕らが行っているイベントにも顔を出してくれてプライベートなお付き合いに近い感じでした。
実は転職先が僕もよく知っている会社さんで、その役員の方から「高杉さんに謝らないといけないことがあって」と切り出されて、その話を聞いた時はすごくびっくりしました。一瞬だけ困ったなーと思ったのですが、すぐに何だか嬉しい気持ちになりました。何でかというと、僕が素敵な人だと思っていた人がもっとステップアップするという話は自分のことのように嬉しいに決まっています。確かにどうやってチームを補完していくのかは考えないといけないけど、永遠という保証はどこにも無いこの世の中で、そんなこと当たり前の出来事です。そのタイミングで門出を祝う気持ちになれたことが、僕自身とても嬉しかったです。
家族がある人が転職をすることはすごく勇気がいる事です。僕も何度かそういう経験をしていますが、本当に転職は力が必要だし、怖いし、でもワクワクするし。それを全部ひっくるめてどうなるか分からないところへ飛び込むのはすごい事です。今の時代は大企業だから安定しているという保証はいつのまにか無くなってしまって、だからこそ小さくてもやりがいとか、本当の幸せってなんだろうと一生懸命考えてみんな頑張っているんだと思います。
企業側の意見からすると「こんなに育ててやったのに、裏切られた」とか思うだろうし、そうやって言っているのも聞いたことがあります。でもこれって僕たちもそうして来た事じゃないかな。もし会社の至らない出来事からそうなったのなら、やっぱり次はそう思う人を少しでも減らそうと思って改善したいし、決してこちら側が「育ててあげた」のではなくて、限りのある時間を使って一緒に頑張ってくれたと思ってあげたいです。
今月は転職先の会社の役員の方と一緒に歓送迎会をする予定です。僕は送り出す側で、その会社の役員さんは迎い入れる側。何かそういう区切りっていいなと思うのですが、それはきっと転職するその方が一生懸命に仕事をしていたのを、みんながちゃんと見ていた結果なんだと思います。本当におめでとうございます!
写真は引き継ぎ打合せの帰りに、その方からもらったシェルパコーヒーの豆。僕が大好きなマンデリン。これを飲みながら、またこれからのことを色々と考えていこうと思います。
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