やり方とかを気にせずに走り続けること
先週の月曜日は岐阜の美容師さん向けイベントで240人分のランチをケータリングして、その後そのままグラフィックデザインの打ち合わせで関市へ。帰ったのは遅い時間。
次の日はムービー撮影の台本制作や、別の案件のパンフレットの台割制作。祝日はレギュラーの制作の打ち合わせへ行き、そのまま山梨へ移動。
金曜は早朝からずっと動画の撮影。昨日の土曜も撮影に行ったけど、具合が悪くなって早めに帰りました。でも山梨から通った事の無い道を通るため新清水まで抜けるルートを通り、新東名で休み休み名古屋へ。
久しぶりに頭がぐるぐると回る感じで、さすがに少し休憩しないと、と思って休憩がてらこのブログを書いています。
よく「ほんとに何でも屋だね」と言われるけど、昔から、何でもやりたいことに取りかかって、壁にぶつかっても超えられるように色々試行錯誤をすることがクセになっています。乱暴な言い方ですが、ルールとか気にしないし、伝えたいことが伝わればどんなツールを使っても良いと思っています。
さて、この前の金曜の撮影が終わった後に、クライアントの社長さんと二人で込み入った話をしていました。
19歳で結婚したからすぐに働かなければ行けなかった。その時は木工とか作る事をやりたかった。だから製材場や大工をやったりした。日雇いの様な仕事も沢山した。
その後化粧品のプロデュース会社へ入り、IT系の広告代理店へヘッドハンティングされて、その後化粧品の製造工業を立ち上げて独立。今は海外事業を展開していて、積極的に色々な課題にチャレンジしている。
化粧品を作った事の無い人たちが工場を立ち上げて、工場でバケツや風呂桶で生地をかき回すところからスタートした話にはびっくりした。最初は家族総出で充填や包装を行っていたと聞いて、本当に驚きました。
化粧品を作りたかったというよりも色々な経験や流れからそうなっただけで、化粧品が作りたかったかと言うと、それもちょっと違うとの事でした。
こういう話を聞くと、志がないとか、そういう事を思う人もいるかも知れませんが、僕はそう思いません。
志ってとても素晴らしいと思うけど、実際に一生懸命やる事の方が大切。
目の前の課題に一生懸命取り組んでいたら、結果的に今の仕事をしていて、その立場でやらなければ行けない事が見えてきて、また目標が出来る。気持ち的にとか、色々語るよりもやってから判断することの方が大切だと思う。
僕自身、やりたい事も無いし、勉強もしたくないから、就職しようと思って会社の経理マンとして18歳のころから働いてきました。何も分からずに入ったけど一生懸命仕事をしているとその会計の仕事が楽しくなって、夜間や休日に専門学校へ通って勉強するようになりました。一生懸命勉強してたら実際に理論を実践してみたいと思って、飲食ベンチャー企業に参画。そこで覚えた料理とグラフィックデザインは今のメインの仕事です。その後もウェブのことや撮影の仕事に興味がでて、それもがむしゃらにやっていったら仕事になっていました。
本当にやりたかったかというと正直分かりませんが、気がついたら今この場所にいました。
何だか色々な人の相談を受ける時に、「お金がないから」、「保証が欲しい」、「リスクがある」とか、そういう部分で独立とか転職が出来ないという話を聞くと、もうその時点でスタートラインに立ってないんだろうと思う。
スタートラインに立てる人と立てない人の違い。その大きな違いは
「どんな事でも目の前の事に精一杯取り組んでいるか?」
だけだと思う。
「これは本当の自分じゃない」とか、「俺だって本気出せばできる」とか、「あいつはたまたま余裕があるから出来るんだ」とか思っていたら絶対に無理だと思う。失敗すると恥ずかしいからとかそんな変なプライドを持っている人にはチャンスなんて来ない。
欲しい機材が今買えなくても、短期間でもバイトすればいいし、古い機材でも使ってみたらいいと思う。
もし最新スペックの機材でないと駄目なら、先人の素晴らしい映画や写真の作品は駄目なものになる。
人と比べるのではなくて、やり方とかを気にせずに自分の思った地点まであきらめずに走り続けること。
駄目な部分は認めて克服して行く事。これが遠回りのようで一番近道な気がします。
うちも本当に至らない部分ばかりで、申し訳ないなぁといつも思っています。でも、なんとか皆さんの期待に応えられるようになるために、これからも走り続けたいと思います。
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